Other Mountains

Spiritual Nature        霊的存在としての自然

更新日 2010-06-09 | 作成日 2007-10-17

その他の山、とくくってしまうにはあまりにももったいない。一つ一つに個性があり、どれを登っても難しくおもしろい山だろう。しかしバルトロには名

だたる8000m峰が連なり、すばらしい壁を擁する岩峰にもことかかない。おかげで主なルートが登頂されてしまうと、あまり登るチームがいないのが、これらの山々。

その他のバルトロの山々

img126.jpgパイユピーク

パイユは、氷河に入る手前の最後のキャンプサイト。かろうじて樹木が生えていた。5年間で3回バルトロに入ったが、年々ポーターの薪に刈られ、小さくなっていた。トイレの問題も深刻で、だんだん歩くところが狭くなるような状態だった。その後薪の使用が禁止されて、トイレについてもルールができたと聞くが、最近はどうなっただろう。 こうして上流から見ると形のよいパイユピークだが、麓のキャンプ地からは、まったく見えず、始めていったときは、どうせ小さな裏山だろうと思っていた。

img127.jpgビアフォ・タワー

トレッキングルートはビアフォのすぐ下を通っている。上を見上げても、手前の山が邪魔になって、タワーは上部しか見えない。真中がウリ・ビアフォ(小ビアフォの意味)、奥がビアフォ・タワー。

img128.jpgクリスタルピーク

K2のベースキャンプから撮影。この山はコンコルディアの北西の角にある。バルトロのトレッキングルートからもよく見えていたが、並んでいるキャシドラルやロブサンスパイヤーに比べて、岩壁の傾斜がゆるくなって、見栄えのしない山だった。それが裏側に回って見ると、質量感のある、立派な山になる。左端に遠く見えているのはミトレ。

img129.jpgミトレ

バルトロ氷河の突き当たり、K2方向とガッシャーブルム方向に氷河を分かつ地点、コンコルディアから撮影。地図では分岐の左下の角地、コンコルディアの南西の位置している。こんなに尖がっていて、どこから登るのか不思議だが、すでに初登頂はなされている。裏側にはルートがあるのだろう。

img130.jpgバルトロカンリ 夕景

インドとの国境。この両側に両国の軍隊のキャンプがあり、時々山越えの砲声が聞こえる。軍隊の駐留といっても5000mのキャンプなので、登山の習慣の無いところで育った兵士たちには、いくら山岳兵として訓練されていても、苛酷な環境である。高山病や凍傷は多いらしい。過去に日本隊が登った事例はあるが、現在は政治的理由で登山禁止区域となっている。西側からの撮影。

img131.jpgパイユ&ビアフォ

左がパイユピーク。右の岩塔がビアホ・タワー。つながっているように見えるが、二つの山郡の間に、氷河が1本入っている。東側から見ている。

img132.jpg怪峰ムスターグタワー

トレッキングルートからは麓までの全容は見えないので、バルトロ氷河の北側寄りまでルートを外れて撮影ポイントを探した。遠くからでも見間違いようのない特徴的な形をしている。

img133.jpgマッシャーブルム

北東方向から見たマッシャーブルム。北側から見たのとは形が違う。

img134.jpg無名峰 6000m級

K2のアドバンスベースキャンプのさらに奥にある。写真では切れているが、稜線が左に落ちて続く鞍部は中国との国境である。右の稜線はブロードピークに続いている。

img135.jpg無名峰 7000m級img136.jpg無名峰 7000m級