Mt.K2

Spiritual Nature        霊的存在としての自然

更新日 2010-06-09 | 作成日 2007-10-17

Mt.K2 (8611m)

 カラコルムの主峰はなんといっても世界第2位の高峰K2(8611m)だろう。この地域には個性的な山が多いが、なかでもK2は抜きん出た質量感を持ち、主峰の地位を超然と主張している(K2-24.jpg)。最奥の村アスコーレからバルトロ氷河を遡ること7日、ゴッドウィンオースチン氷河との分岐点コンコルディアに至って初めて、白いピラミッドを目のあたりのすることができる(K2-20.jpg)。
 高度4000mを超えたところに富士より大きな山が立っている事になるのだが、周囲のスケールが大きすぎるせいか、大きさよりも、形が整っていることに目を奪われる。

 

 ブロードピークベースキャンプを経てK2ベースキャンプに近づくと、しだいに荒々しさが加わり威圧感も増してくる。(K2-21.JPG)K2が多くの岳人の命を奪い「非情の山」と呼ばれて来たことが、否応無く納得させられる。厳しさと、それでもなお人を魅了する大きさとが、ぐんぐん迫ってくるのだ。
 K2ベースキャンプの手前左側のサボイア氷河はトレッキングコースには向かず、滅多に人の入らないところだが、これを奥へ入るとK2南西壁が見られる。2本の断層が走る上部の傾斜は強く、人跡未踏の大岩壁である(K2-86.jpg)。96年、日本山岳会青年部による登山隊が久々の登頂を果たした。

No.2 highest mountain of the world.

img025.jpgコンコルディアからimg026.jpg氷河の氷も三角錐img027.jpg同地点にて、夕刻
img028.jpg日没直前img029.jpgimg030.jpg夜明け 凍る氷河湖とK2
img031.jpg快晴の朝img032.jpgBCに向かうトレイルimg033.jpg山頂は強風の模様
img034.jpgベースキャンプから見上げるimg035.jpg中央部に雪崩が発生img036.jpg霧から姿を現す南西壁
img037.jpg夕方ようやく全貌が明らかにimg038.jpgさらに日が傾くimg039.jpg顕著な断層が見える
img040.jpg南西壁上部岩壁